2007年05月25日

ADMTを使ってSIDを引き継ぐ / NTドメインーActiveDirectory移行

NTドメインからActiveDirectoryへ移行する際に、
必ずやっておくべきことがあります。

SIDの移行です。

ドメイン、ActiveDirectoryではユーザ、コンピュータ、プリンタなど
全てのものをSIDによって管理されています。

いわば、これが本当のIDです。

あれ?IDってユーザアカウントのことじゃないの?

と思われる方がいるかもしれませんが、これはユーザに分かりやすい名前に過ぎません。内部ではこんなところでID管理はされていません。

と思われる方がいるかもしれませんが、これはユーザに分かりやすい
名前に過ぎません。内部ではこんなところでID管理はされていません。

試しに、フォルダに対してアクセス権を設定した後、
設定したユーザアカウントの名前を変更してみてください。

その後、再度新しい名前でログオンしなおしても、設定したアクセス権を
引き継いでいると思います。

これがユーザアカウント名は単なる名前に過ぎず、
別の名前で管理されている事を何より表しています。

その名前、つまり本当のユーザIDをSIDといいます。


SIDが変わるとどうなるか?

別のSIDになると、アクセス権や、デスクトップ環境が全く
新規の状態に変わってしまいます。

SIDが違う = 別のユーザ

だからです。


さて、NTドメインからActiveDirectoryへ移行すると、このSIDが
なんと変わってしまいます。

これでは会社は大混乱です。

まず、朝ログオンすると、デスクトップがマッサラです。
XPデフォルトのテーマLunaで立ち上がり、XPツアーの開始
ウインドウが立ち上がります。

メールを起動すると何も無い!
お気に入りも無い!

ファイルサーバにアクセスしようとしても、アクセスが拒否!


こんなトラブルが掛けること(×)人数分です。
その日、システム管理者は地獄に落ちるでしょう。


Microsoftもさすがにその為のツールを無償で提供しています。

ADMTです。

詳しい説明は以下に譲ります。

Active Directory 移行ツール概要

これを使用して移行することのメリットは膨大ですが、
最重要なのは、前のSIDを保持することにあります。
(正確にはSID_Historyという機能です)

前のSIDを保持するということは、アクセス権もデスクトップ環境も
全てをそのまま引き継げるという事です。


また、ADMTを使用すると現在使用している
パスワードも引き継ぐことが出来ます。

プロの業者が移行する際は、いちいち確認しなくても
使用すると思いますが、もしプロに頼むことが出来ない場合は、
是非忘れずにこれを使用してください。


使用方法
ADMT2.0を使いこなす [ビジュアル版]:ITpro
現在の最新バージョンは3.0ですが・・・・。

Active Directory 移行ツール バージョン 2 を使用した Windows 2000 から Windows Server 2003 への移行方法

参考図書
ひと目でわかるMicrosoft Active Directory
今回のADMTの部分を、豊富なスクリーンショットをつけながら、
手順が掲載されています。
更にSID_Historyに関する説明も分かりやすく載っています。

タグ:ActiveDirectory
posted by dddrive at 07:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ActiveDirectory
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