コンピュータだけ知っていれば良い、というものではありません。コンピュータを取り巻く、その他の環境についても知っておく必要があります。
ネットワーク、プリンタ、携帯電話、その他様々なデバイス。これらは、システム管理をやっていれば、必ず仕事にあがってきますし、ユーザからの質問、要望にも含まれます。
今回はネットワークについてです。
これはどこまで知っておくべきか?
システムの担当にもよりますが、TCP/IPくらいまでの下位階層までは知っておくべきと思います。
私は、いわゆるOSI参照モデルの、レイヤ4くらいまでの知識で主に仕事しています。詳細に理解している訳ではありませんが、ネットワーク屋さんと話すときに、こちらの要件と要望を、大体レイヤ2〜レイヤ4までの技術用語を使って話し合っています。
分からなくても仕事はできますが、それで良い品質のものができるとは思えません。技術用語が分からない、仕組みの根本が分かっていないという事は、つまりネットワークベンダと言葉が通じないという事です。
ベンダが積極的にこちらの環境を調べてくれれば、それでもかまいませんが大抵の場合、ベンダは多忙です。
そうなると一体誰が社内の環境を把握して説明するのか?
自ずと答えが出ます。
こうした環境を把握するには、しっかりとした基礎知識が必要ですし、さらに説明するとなると、うやむやな理解ではできません。
ベンダとの共通認識にズレが生じたまま、システムの導入を行っても、良くいって導入がなんとかできるくらいで、悪く行けば導入作業が止まります。
共通の認識にズレが有るのだから、当然爪が甘く、出来上がったシステムは細かな部分に粗が有ります。
そのしわ寄せは ユーザ→問い合わせ→管理者 という連鎖をたどる事でしょう。
ベンダに自社の環境と要件を説明するのには、最新の技術を常に知る必要はありませんが、せめて基礎的な知識は必要不可欠です。
TCP、UDP、IP、MAC、名前解決、SNMPなどでしょうか。
こうした知識はベンダと話す時以外にも、日々の業務やトラブルシューティングにも活かされます。(本当はこっちがメインか)
かつて読んだ図書
完全理解 TCP/IPネットワーク
戸根勤さんの本は本当に分かりやすくて、一番最初に読むには最適でした。入門本は分かりやすいものが多いので、それほど外す事は無いと思いますが、迷ったりしたらこれが良いと思います。
私はこれをシステム部に入ってすぐのド素人で読みました。ここから全てが始まった、そんな印象を持っています。
でもそれでいて結構ディープなんですよね。フレームの構造を見ていたり・・。